0001みつを ★
2018/05/17(木) 23:53:32.57ID:CAP_USER905月17日 13時14分
「ＹＯＵＮＧＭＡＮ」や「傷だらけのローラ」などのヒット曲で人気を集め、その後も２度の脳梗塞から復帰して活動を続けていた広島市出身の歌手の西城秀樹さんが、１６日夜、急性心不全のため横浜市内の病院で亡くなりました。６３歳でした。
西城秀樹さんは広島市の出身で、高校１年のときに上京し、昭和４７年に歌手デビューしました。
激しい振り付けとエネルギッシュな歌い方で若い女性の人気を集め、「情熱の嵐」や「傷だらけのローラ」などの曲が相次いでヒットしました。
西城さんは、同じ時期にデビューした郷ひろみさん、野口五郎さんとともに「新御三家」と呼ばれ、昭和４９年には「傷だらけのローラ」で初めてＮＨＫの紅白歌合戦に出場しました。
さらに、昭和５４年に発表した「ＹＯＵＮＧＭＡＮ」は、体を使ってアルファベットのＹＭＣＡを表現する振り付けが世代をこえて親しまれてレコードがミリオンセラーとなり、日本歌謡大賞を受賞しました。
アジア各国でも人気が高く、昭和６３年にはソウルオリンピックの前夜祭に出演しました。
西城さんはその後、４８歳と５６歳のときに脳梗塞を患いましたが、いずれもリハビリを重ねて復帰しました。
２度目のときは言語障害に加えて右半身がまひしましたが、発症から４０日後には椅子に座った状態でステージに戻り、その後も同世代の往年のスターが集まるコンサートに出演するなど、活動を続けていました。
平成２６年６月にＮＨＫの番組に出演した際には、「同じ病気の人たちに勇気を与えるためにも、今の自分をありのまま見せてステージに立とうと思った。元に戻るのは無理だけど、少しでもよくなるように前を向いて頑張っていきたい」と話していました。
事務所によりますと、西城さんは先月２５日に家族と一緒にいるときに急に意識不明になって入院し、１６日夜１１時５３分、急性心不全のため横浜市内の病院で亡くなったということです。
西城秀樹さんの出身地、広島市では、西城さんの死を惜しむ声が聞かれました。
西城さんのファンだという５０代の女性は、「ヒット曲もたくさんあって若いころはよく聞いていたので、本当にショックです。まだまだ、活躍してもらいたかった」と驚いた様子で話していました。
また、西城さんの実家の近所に住んでいたという６０歳の男性は「デビュー前に近所の祭りでドラムをたたいている西城さんの姿が印象的でよく覚えています。あこがれの存在でファンも多かったので亡くなるには早すぎます」と話していました。
広島市では、地元の新聞社によって号外が配られました。
号外には、西城さんの経歴やヒット曲などが写真とともに掲載され、通りかかった人たちが次々と受け取って、じっくりと目を通していました。
８４歳の男性は、涙ぐみながら「号外で亡くなったことを知り、驚いています。６３歳で亡くなるのは早すぎるし、西城さんの曲が好きだったのでとても残念です。心からお悔やみ申し上げます」と話していました。
西城秀樹さんの高校時代からの音楽仲間でミュージシャンとして活動する広島市の上綱克彦さん（６４）は、「西城秀樹は、『広島の星』と呼べる存在でした。昔からの音楽仲間でもあるので、こんなに早く亡くなってしまい寂しい気持ちです」と話していました。
また、上綱さんは広島市内でライブハウスを経営していて、５年前にはＮＨＫの番組で西城さんと一緒に音楽を演奏しました。
その時の西城さんについて、「病気から回復したばかりだったので、ちょっと足が悪そうでしたが歌うと、とても元気だった。リハビリも頑張っていたので亡くなったのは残念です」と話していました。
西城秀樹さんの小学校と中学校の同級生で、広島市内でお好み焼き店を経営している小原潔さん（６３）は、「６３歳で亡くなるのは早すぎます。一度、病気になって復活しまた活躍して欲しいと同級生として願っていたので悲しいですね」と話していました。
また、子どものころの西城さんの人柄について、小原さんは「小学生のころから先生のものまねをして周りを楽しませるのが好きでした。中学校のころにロックバンドを結成し、文化祭などで演奏を披露していて、当時から歌がうまかったのを覚えています」と振り返っていました。
