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5月18日 4時39分
来年の天皇陛下の退位に伴って元号を改める「改元」をめぐり、政府は、皇太子さまが即位される来年5月1日の少なくとも1か月前に新元号を公表することを想定して、準備を進める方針を決めました。これを受けて、政府内では、公表時期は来年春先の2月下旬から4月初めごろになるという見方が有力になり始めています。

来年の天皇陛下の退位に伴って元号を改める「改元」をめぐり、政府は17日、全府省庁の連絡会議で、税や社会保障などの行政システムを改修するために、皇太子さまが即位される来年5月1日の少なくとも1か月前に公表することを想定して、準備を進める方針を決めました。

これについて菅官房長官は、行政システムの改修に必要な作業期間を踏まえた便宜上の措置であり、公表時期を決めたわけではないとしたうえで「公表時期は、国民生活への影響などを考慮し、今後、適切に検討を進めていく」と述べました。

新元号の公表時期をめぐっては、天皇陛下と新天皇の権威の二重性の問題が生じないよう、皇太子さまの即位とあまり離れないほうがよいという意見や、来年2月に開かれる陛下のご在位30年を記念する式典のあとが好ましいという指摘が出ていました。

こうした中で、5月1日の1か月前を想定して準備を進める方針が決まったことから、政府内では、新元号の公表時期は来年春先の2月下旬から4月初めごろになるという見方が有力になり始めています。