日本と太平洋島嶼とうしょ国・地域の首脳らによる「太平洋・島サミット」が19日、福島県いわき市で開かれた。

 首脳宣言では、北朝鮮の非核化に向けて圧力を継続する方針を示し、大量破壊兵器や弾道ミサイルの完全、検証可能、不可逆的な廃棄に向けた平和的、外交的解決を追求することを明記した。

 サミットは3年ごとに開かれ、今回で8回目。日本とサモア、フィジーなど19か国・地域の首脳・閣僚が参加した。同日午後、首脳宣言を採択し、閉幕した。

 首脳宣言で北朝鮮問題に言及したのは初めて。北朝鮮の船が洋上で石油精製品などを密輸する「瀬取り」を「制裁回避戦術」と指摘し、「深刻な懸念」を表明した。島嶼国が北朝鮮船舶の「船舶登録」を解除する取り組みを加速することも強調した。

2018年5月19日 13時51分
YOMIURI ONLINE
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