http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20180519/5080000539.html

05月19日 11時07分
佐賀市は、国民健康保険や年金などに関する市民からの問い合わせに、人工知能・AIが回答するAI職員「ここねちゃん」を新たに導入し、実証実験を始めました。

この実証実験は、佐賀市が地元のIT企業と連携して行い、市のホームページ上で、国民健康保険や後期高齢者医療制度、それに国民年金についての市民からの問い合わせにAIが回答します。

「ここねちゃん」と名付けられたAI職員は、保険年金課に所属する10歳という設定で、「窓口はいつ開いているのか」とか「年金の猶予申請はどうすればよいか」といった質問を書き込むと、その場で回答します。

これまでのように利用者がホームページで情報を探したり、電話で問い合わせたりするのと違い、24時間いつでも直接質問し、回答を得ることができるのが利点だということです。

佐賀市では、実証実験として運用を続けながら、回答の精度を向上させていくほか、職員の業務量の軽減につながるかなど効果を検証していくということです。

佐賀市保険年金課の高田悠介主任は「昼間、窓口に来られない人などに気軽に利用してほしい。今後、市のほかの業務でもAIの活用ができるかどうか検討していく」としています。