http://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064821341.html

05月18日 19時27分
富山市の富岩運河にかかる橋でコンクリート製の橋脚の一部が欠けて落下し、けが人はいませんでしたが、市は橋を通行止めにしています。

富山市によりますと、富山市下新本町の富岩運河にかかる下新橋で18日午前8時半ごろ、橋脚に取り付けられたセンサーが異常を感知しました。
担当者が調べたところ、2つあるコンクリート製の橋脚のうち、1つの上の部分が、長さ1メートル、幅30センチにわたって欠けているのが見つかりました。
欠けた部分は運河に落ちたとみられていますが、けがをした人はいませんでした。

市は、トラックなど大型の車両が通行した場合、橋脚が重さに耐えきれず崩れるおそれがあるとして、18日午後2時から橋を通行止めにしています。
下新橋は、今から50年以上前に建設された橋で、老朽化が進んでおり、去年、橋脚にひびが見つかったため、市はセンサーを取り付けて監視を行っていました。
一方、現場付近は富岩運河を巡る観光遊覧船の運航ルートにあたりますが、遊覧船の運航会社は、安全に問題はないとして通常どおり運航されています。