0001ガーディス ★
2018/05/22(火) 12:09:59.99ID:CAP_USER9背景には、地元有志らでつくる実行委員会の高齢化などによる担い手不足がある。関係者は「寂しい気持ちもあるが、フィナーレにふさわしくコンテストを盛り上げたい」と意気込んでいる。
地域活性化の一環として、同市東郷地区の住民らが1989年に始めた。同地区は農家が多く、地域ぐるみで参加でき、来場者の目を引くようなイベントができないかと考え、巨大カボチャに目をつけた。
参加者は登録料を支払い、コンテスト事務局の東郷公民館から「アトランティック・ジャイアント」と呼ばれる巨大カボチャの種や、栽培テキストなどを受け取る。コンテストでは重さ100キロを超えるカボチャが勢ぞろいし、会場は県内外からの家族連れらでにぎわう。
実行委によると、最盛期の20年前には100以上の出品があった。菅原松男委員長(63)は「地域活性化に貢献している手応えがあった」と振り返る。しかし、近年は出品数が減り、最盛期の約3割の20〜40程度で推移している。テントやカボチャを運ぶフォークリフトなど、運営への持ち出しも多く、機材などの更新もままならない状態になっているという。
東郷地区では、人口減少や高齢化が進んでいる。2015年の国勢調査では、東根市は県内で唯一、人口が増加した自治体だったが、同地区の人口は10年前から約500人減った。
菅原委員長は「運営メンバーも当初から代わっておらず、高齢化が進んでいる」とし、「盛り上げようと踏ん張ってきたが、ここらが潮時だと感じた」と寂しげに語った。
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ただ、最後のコンテストに向け、参加者や関係者の鼻息は荒い。
市内の農業大江幸雄さん(79)は重さ約350キロのカボチャで昨年の大会を制し、2連覇を果たした。大きく育てるコツは、腐食を激しくするカラスやサルなど天敵のいたずらからカボチャをネットや電気柵で守りながら、大事に育てること。大江さんは「過去最大のカボチャを作って、あっと驚かせたい」と張り切っている。
実行委によると、5月中に種子をまけば、入賞するほどの巨大カボチャに育つ可能性があるといい、参加者を募集している。登録料は2000円で、東郷公民館で受け付ける。優勝者は、香川県小豆島で開かれる「日本一どでカボチャ大会」にエントリーされ、小豆島への旅行券が贈呈される。
菅原委員長は「家族連れや観光客が楽しめるように、コンテスト以外でもクイズ大会や食べ物の振る舞いなどの楽しみを充実させたい。最後の大会になるが、ぜひ多くの人が参加し、会場に足を運んでほしい」と呼び掛けている。
問い合わせは、東郷公民館へ
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