http://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20180522/8010001951.html

05月22日 12時07分
高知市は、職員の採用について、民間で培ったノウハウを市政運営に生かしてもらうとともに、移住者の確保にもつなげようと、新たに県外に住む移住希望者を対象にした社会人採用枠を設けることになりました。

これは、高知市の岡崎市長が定例記者会見で明らかにしました。
それによりますと、高知市の今年度の職員採用試験から、新たに県外に住む高知市への移住希望者を対象にした社会人採用枠を設けるということです。

採用は数名程度の予定で、1つの企業や団体などで5年以上勤務した社会人が対象で、年齢の上限は59歳として、事実上、年齢制限をなくしています。

ことし8月から9月にかけて応募を受け付け、一次試験は高知市のほか東京や大阪でも実施し、広く人材を募ることにしています。

高知市では、これまでの採用試験で合わせて7回、社会人採用枠を設け21人を採用しましたが、県内の企業などから人材が流出していると批判もあったということです。

一方で、県外からの移住者の受け入れに力を入れる中で、移住希望者の就職先の確保が大きな課題となっていることから今回、新たな採用枠を設けたということです。

岡崎市長は「高知市に移住を希望する人で、公務員の仕事につきたい人とのマッチングを狙って採用枠を新たに設けた」と話しています。