http://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20180522/8030001014.html

05月22日 17時42分
高松市にある国の特別名勝「栗林公園」で先月、コイが「コイヘルペス」に感染していることが確認されたことを受けて、県は感染が拡大しないよう処分するため22日からコイの捕獲作業を始めました。

栗林公園では、敷地内にある「北湖」と「南湖」でことし2月以降、大量のコイが相次いで死に、検査の結果、先月「コイヘルペス」の感染が確認されました。

死んだコイの数は21日までにおよそ300匹に上り、県は感染が拡大しないよう公園にある6つの池に残るおよそ700匹のコイの処分を決め、22日から捕獲作業を始めました。

22日は水位が30センチほどに下げられた公園の西側にある「西湖」で捕獲作業が行われ、およそ20人の作業員が池のすみに追い込んだコイを網ですくい上げていました。

県によりますと、捕獲したコイはすべて焼却処分するということで、県は今後ほかの池でも捕獲を進めことし7月中には作業を終わらせたいとしています。

栗林公園観光事務所の和泉誠司所長は「栗林公園にコイはなくてはならないが、まずはウイルスのまん延防止対策に取り組んでいきたい」と話していました。