0001みつを ★
2018/05/23(水) 02:48:45.43ID:CAP_USER905月22日 17時29分
パーキンソン病と闘いながら絵を描き続け、去年亡くなった宮崎市の元高校の美術教諭、櫻武春さんの作品展が22日から宮崎市で始まりました。
宮崎市佐土原町の櫻武春さんは、旧延岡西高校などで美術教諭を務める一方で、50代でパーキンソン病にかかり体が硬直したり手が震えたりする中、去年6月に75歳で亡くなるまで創作活動を続けました。
22日から櫻さんの作品展が宮崎市で始まり、会場には家族をテーマにした油絵を中心におよそ50点が展示されています。
このうち、6年前の県美術展で大賞になった「流れのままに」という題の油絵は、去年6月4日アトリエで修正を加えていた際に櫻さんが倒れ、そのまま帰らぬ人となり、絵を描くことに生涯をささげたことを示しています。
「やがて春」は櫻さんが愛していた熊本県の阿蘇五岳のひとつ、根子岳を亡くなる数年前に描いたもので櫻さんの妻、京子さん(75)によりますと、普段はモチーフにすることがない梅の花を描いたことから、やがて来るの死の予兆を感じていたのではないかということです。
会場では、この作品展を企画した京子さんが、訪れた人たちに作品の説明を行っていました。
京子さんは「夫の意思で行わなかった葬儀の代わりとして開き、同僚の先生と一緒に一生懸命準備しました。夫は亡くなるまで描き続けるほど絵が好きでした」と振り返っていました。
櫻さんの作品展は今月27日まで宮崎市の宮日会館で開かれています。
櫻武春さんの作品
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