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20180522/5080000555.html
05月22日 14時36分
大規模な災害が起きた際に迅速で円滑な支援につなげようと、九州・沖縄各県と山口県でつくる九州地方知事会と、陸上自衛隊が協定を結び互いに協力することになりました。

佐賀県庁で開かれた協定の締結式には、佐賀県の山口知事など4つの県が出席し、九州地方知事会の会長を務める大分県の広瀬勝貞知事と、陸上自衛隊西部方面隊トップの湯浅悟郎総監が署名を交わしました。

協定では大規模な災害が起き、被災した県に職員を派遣したり、物資を輸送したりする場合に、自衛隊に対して車両や航空機などの利用を要請することができるようになります。

また被災した県からの要請で、自衛隊が災害派遣部隊を送る際に隣接する県の港湾施設などを使う必要がある場合は、被災した県を通さずに協力できるとしています。

九州地方知事会によりますと、地域ブロック単位で知事会と自衛隊が協定を結ぶのは全国で初めてだということで、迅速で円滑な支援につながることが期待されています。