http://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20180521/5080000545.html

05月21日 12時10分
佐賀平野ではビールの原料になる大麦が収穫期を迎え農家の人たちが作業に追われています。

佐賀県は、麦の生産量が年間およそ5万4000トンと北海道、福岡県に次いで全国3位を誇り、ことしも佐賀平野ではビールの原料となる大麦の収穫が始まっています。

このうち、小城市小城町の農家岸川一男(73)さんはおよそ1ヘクタールで二条大麦の主品種、「サチホゴールデン」を栽培していて、刈り取り作業に追われています。

岸川さんは、機械を操りながら穂首が垂れ下がった麦を刈り取り、脱穀したあと麦の実をトラックに移していました。

JAさがによりますと、ことしは気候が安定していたため、大麦の生産量は平年並みのおよそ2万5000トンと見込まれていて、刈り取った麦は福岡県の工場に出荷されてビールの原料になるということです。

岸川一男さんは「赤カビ病の発生も少なく、量は平年通り、質は比較的いいものが出来ていると思います。ぜひ、おいしいビールを飲んでことしの麦を楽しんで頂きたい」と話していました。