兵庫県淡路島近海で猛毒を持つヒョウモンダコが見つかり、県立農林水産技術総合センター水産技術センター(明石市)が注意を呼びかけている。

 日本からオーストラリアにかけての暖かい海に生息する体長10センチ程度の小型のタコ。唾液にフグ毒と同じテトロドトキシンを含み、かまれると神経まひや呼吸困難を起こす。死に至る恐れもあるという。

 4月に南あわじ市の沼島沿岸で刺し網に1匹がかかった。昨年10、12月には、明石市沿岸でも漁をしていた漁師が発見している。

 普段は薄茶色の体色をしているが、刺激すると青い斑紋が浮かび上がる。同センター(078)は「見つけても絶対に触らないで」と呼びかけるとともに、発見した場合は日時や場所の情報提供を求めている。


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