http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084914631.html

05月23日 19時01分
岐阜県の北アルプスの高原で、木の枝に卵を産み付けるモリアオガエルが産卵のシーズンを迎えています。

高山市の標高約1300メートルに広がる鍋平高原では、ことしも、先週から、例年より1週間ほど早くモリアオガエルの産卵が始まりました。
モリアオガエルは池の上に伸びた木の枝の、水面から1メートルから2メートルほどの所に白い泡のような卵を産み付け、かえったオタマジャクシが池に落ちるようにする習性があります。

ところが、去年は池のほとりの岩の間や水面から2、30センチほどの例年より低い場所に産み付けているものが見つかり、ことしも、水面ぎりぎりの所に産み付けているものが見られました。

新穂高ビジターセンターの職員の有吉誠さんは「原因は分かりませんが、去年から、低い所にも産み付けるようになりました。産卵はこれからしばらく続きます」と話していました。
卵からは1週間ほどたつと、オタマジャクシが姿を現すということです。