http://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/3084914141.html

05月23日 19時01分
ひきこもりに悩む人やその家族が助けを求めるきっかけにしてもらおうと、県はひきこもりに関する相談先をまとめたガイドブックを作成しました。

県は、おととし、岐阜市にひきこもりについての専門的な知識を持つ相談員が常駐する「県ひきこもり地域支援センター」を開設しましたが、利用者からは「相談先を探すのに苦労した」という声が数多く寄せられていました。
このため、県は県内のNPOや家族会など、ひきこもりの人を支援する活動を行っている団体をまとめたガイドブックを作成しました。

ガイドブックには、16の団体の住所や電話番号のほか、社会福祉士や心理カウンセラーなどどのような専門知識を持ったスタッフがいるかや、訪問支援や就労支援、居場所の提供など、どのような支援を行っているかなどが掲載されています。
また、息子が支援センターを利用しているという家族からのメッセージも記載され、不安や葛藤を家族でどう乗り越えたかなどの経験談を読むこともできます。

県はガイドブックを1万部作成し、県内の保健所や市町村、社会福祉協議会などで配布しています。
また、記載されている内容は県精神保健福祉センターのホームページでも紹介しています。
県は「ひきこもりに悩む人や家族が相談に行く第一歩になれば」としています。