https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180524-00000050-reut-eurp
 ブルガリア南西部のギリシャ国境付近にあるロドピ山脈で、4月末に生後3カ月のヒグマ3頭が捕獲され、
ギリシャで自然復帰訓練を受けるため移送されることになった。

3匹はレンジャーにより発見され、名前は付けられていない。母熊を捜索したが見つからなかったため、保護センターに持ち込まれた。

センター関係者は、「野生の小熊が発見される場合、われわれの経験では90%以上は母熊が密猟者に追われたり銃撃されたりしている」と述べた。

3頭はギリシャの施設に送られ、1年あまりかけて自然復帰に必要な訓練を受ける。最終的にはブルガリアの自然界に戻すことが望まれている。

ブルガリアのヒグマ生息数は800頭前後で、中・南西部の山岳に集中しており、欧州では個体数が最も安定している。
ただ保護対象で、絶滅が危惧されるリストに入っている。