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5月25日 4時54分
24日、熊本空港に引き返した日本航空の旅客機から複数の金属片が落下したトラブルで、金属片は、この機体のエンジンの部品と確認されました。エンジンを覆うケースには、飛び散った部品によると見られる9センチほどの穴が開いていて、国の運輸安全委員会は重大インシデントと認定し、調査官を派遣して詳しい原因を調べることにしています。

24日夕方、熊本発羽田行きの日本航空632便が、飛行中にエンジントラブルが起きて、熊本空港に引き返しました。

空港の周辺では10か所にわたって金属片が落下しているのが見つかり、このうち、熊本県益城町の医療機関では金属片が当たって窓ガラスが割れるなどしました。

国土交通省と日本航空が調べたところ、落下した金属片は、トラブルがあった機体のエンジンの部品と確認されました。

また、機体の左エンジンを覆う金属製のケースに、飛び散った部品によると見られる長さ9センチほどの細長い穴が1か所開いていたほか、エンジンの後ろにある補助翼にも傷がついていることがわかったということです。

国の運輸安全委員会は、事故につながりかねない重大インシデントと認定し、航空事故調査官を派遣して詳しい原因を調べることにしています。