脳についても一応言っておくと、
脳っていうのは、可塑性が高いので、ある程度のことは対応できる
デジタルコンテンツというのも、脳のそういった柔軟な部分から出来上がったと言える

ところが脳には発達段階でかなり異なった性質を持っている
これは教育とも密接に関係ある
簡単に書くと、こういう順番になる

知覚 → イメージ → 論理

心理学などでは古くから知られていることだが、
脳の研究でも明らかになっている
言葉で言えば、まず目が見えるようになり、
音と視覚を結びつけるようになり、
音の中から人間の声を聞き分けるようになり、
声のパターンを覚えて言葉として捉えるようになり、
言葉と具体的なイメージを関連付けて暗記するようになり、・・・

と言った具合だ
でもって、人間の脳で最後に発達(成熟化)が完了するのが前頭前野というのも分かっている
これは他の動物との比較で最も端的に肥大化した部位で、
人間性の中枢と言われているものだ
具体的な機能は、「短期記憶・集中力」「抽象概念」「論理構築・分析」「他との協調・共感性」「創造性」「自制心や克己心」といったもの
つまり、他の機関はそれまでに成熟が完了しているので、
この段階で外国語やデジタル処理などの抽象性の高いものを学習すれば効果的になる