◆国際化進み5か国語で運動会

外国籍の子どもたちが多い愛知県安城市の小学校で26日、運動会が行われ、児童らが5か国語を使って競技を紹介しました。
自動車関連のメーカーなどが集まる安城市は外国籍の子どもたちが多く、中心部にある今池小学校では全校児童約400人のうち20人ほどが外国籍で、両親のどちらかが外国籍という子どもも合わせると1割近くになります。

26日の運動会では、外国籍の児童や保護者のために、アナウンスを担当する児童らが日本語、英語、ポルトガル語、中国語、タガログ語の5か国のことばで、ダンスやリレー、親子二人三脚などの競技を紹介しました。
また、イスラム教徒は日中の飲食を絶つラマダンの期間のため、昼休みの時間、学校側が特別に教室1室を開放し、児童や保護者がお祈りや休憩に使っていました。

イスラム教徒でスリランカ出身の51歳の父親は、「学校が配慮してくれて助かりました。外国語のアナウンスもうれしい取り組みです」と話していました。
稲垣隆佳教頭は、「外国籍の保護者の方にも喜んでいただいています。今後もさまざまな面で対応していきたい」と話していました。

NHKニュース 2018年05月26日19時09分
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180526/4953291.html