《 初動遅れまでの経緯 》

▼[5月5日10時頃]父子:コンビニ後ろ姿画像

▼[5月5日16時頃]父→爺:電話「ビバークする」

▼[5月6日7時半頃]父→爺:電話「下山する」

▼[5月6日9時半頃]爺:駐在所に相談、届 出さず
▼[5月6日午前中]駐在所:2時間パトロール
(登山口周辺、登山口周辺駐車場などをパトロールするも、父子・父の車は発見されず)

▼[5月6日 18時頃]「遭難届」提出
▼[5月6日夜(時刻不明)]父の車発見(いこいの森)

▼捜索活動開始時点では、
・「どの山」を登山しに行ったのか(対象が複数)
・「どこの登山口」から入ったのか(対象が複数)
わからなかった。

▼わからなかったので条件から推測した
・父→爺 通話内容(ビバーク、民家の灯、下山)
・いこいの森駐車場(父の車)から近い山
・父子が登山初心者(爺情報)
・難易度が低い初心者向けの山
・赤安山の登山届発見(入山14時・下山予定18時)

▼捜索対象の山・捜索範囲 決定
・秋取山(プチ登山・散策/往復1〜1.5時間)
・赤安山(初心者向け/往復1〜2時間)
・扇山(コースにより分岐となる山/初心者向け)

▼[5月7日]捜索1日目 途中
・松平山の登山届発見(入山・下山予定時刻なし)
・松平山での目撃情報の提供あり(複数)

▼[5月8日]捜索2日目
松平山を追加し捜索対象・捜索範囲を広げる
・いこいの森駐車場→魚止の滝・登山口→木橋→登山道→沢登り→山葵山→松平山へ
(難易度高め/滑る/登山道未整備/往復5時間)

▼[5月10日 夜]捜索4日目新潟県警 謝罪会見
連絡ミス・連携ミスにより初動が遅れたことを謝罪
https://www.asahi.com/amp/articles/ASL5C004LL5BUOHB00Z.html
朝日新聞デジタル
2018年5月11日

(一部抜粋)
県警は10日夜、記者会見を開き、連絡ミスで捜索の開始が遅れていたと明らかにした。県警阿賀野署管内の駐
県警阿賀野署管内の駐在所員が従来の説明より約9時間早く遭難の可能性を知らされていたが、署や県警本部に伝わっていなかった。
水沢晴夫・県警地域課長は
「捜索を組織的に始めるべきだった。初動の遅れがあった」 と謝罪した。

署はこれまで、渋谷さんの父(73)が6日午後6時ごろに署を訪れて遭難届を出したと説明。
だが実際は同日午前9時20分に父が管内の駐在所を訪れ、駐在所員の60代男性巡査長に口頭で、5日に親子から道に迷った連絡を受けたと伝えていた。
駐在所員は署に伝えず、自ら山のふもとにパトロールに行ったという。
9日、阿賀野市から署への情報提供で明らかになった。