>>17
遭難のメカニズム(仮)

まず最初に素人は、道に迷って雪に閉ざされてもはや動くことができない
そういうのを遭難だと思っているので、ちょっと道に迷ったけど歩けるし、
大丈夫、大丈夫と、遭難だと認識できていない場合が大抵である。
むしろ歩けるだけ始末に負えない面があるのを理解して

・道に迷って焦ってると、何とかしようとズンズン進みがちになる
 (方向が合ってれば良いのだが、間違ってると致命的)
・半分パニックになってるので獣道が登山道にみえたりする
・薄暗い森を歩いてると明るい開けた場所、見通しが良いほうに向ってしまう。
 (これは、大抵は崖とか沢筋に繋がってたりする。)
・夕暮れとかになると山の中でも意外に街の灯が見えたり、
 下に山小屋や登山道が見えたりすると、登り返すのは疲れているから億劫
 なのでショートカットってのが悪魔の囁きで谷を下ってしまう

素人が沢に降りたらいけない理由
・沢は滝やら何やらで普通に危険。
・水分があると苔やら何やらで滑りやすい。
・沢を下ると道が分散して探す側が難しいが、尾根に上ると逆に収束するから探しやすい。
・尾根はヘリコプターからも見つけやすい。また主要な登山道はたいてい尾根上。

いずれにしても滝にぶつかった時点で装備のない素人には無理ゲー
 沢の出だしは緩くて歩きやすい(侵食がされてない)けど大抵滝に出会う。で、
 無理して降りる→ケガするor溺死する→登り返せなくなる→ヘリでみつけてもらえない。
 沢は下るほどに谷が深く侵食され(水流が増すので)る
 上部ならなんとかなっても、下部はとてもじゃないが装備なしでは降りられない
 水なら飛び落ちるだけで行けるけど、人も飛び落ちるしかなくなる。