https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180530-00050130-yom-sci

恐竜を絶滅させた白亜紀末期(6600万年前)の巨大隕石(いんせき)の衝突後、
クレーター内では2〜3年でプランクトンなどの生命が復活していたと、東邦大学などの
国際研究チームが発表した。

英科学誌「ネイチャー」の最新号に掲載される。掘削試料から判明した成果で、
当時の状況がより詳細に分かる可能性が出てきた。

研究チームはメキシコ湾の海底にあるクレーターを約800メートル掘削し、採取した
堆積(たいせき)岩そのものや、堆積岩に含まれた微小生物の化石などを分析した。
その結果、衝突の影響でいったん巻き上げられた海底の土砂が6年未満で再び
堆積していたことが分かったという。