https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180531/k10011459431000.html

31日は、WHO=世界保健機関が定めた「世界禁煙デー」です。これに合わせて厚生労働省は、
庁舎内にあるたばこの自動販売機を撤去しました。

WHO=世界保健機関は毎年5月31日を「世界禁煙デー」に定めていて、各地で禁煙を進める取り組みが行われています。

厚生労働省は、屋外にある喫煙所の近くに庁舎内で唯一のたばこの自動販売機を設置していましたが、
職員がたばこを手にする機会を減らそうと、31日の世界禁煙デーに合わせて撤去しました。これによって、
庁舎内では売店を含めてたばこを購入できる場所はなくなりました。

厚生労働省は、2年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、他人のたばこの煙を吸い込む
受動喫煙の対策を強化するため、健康増進法の改正案を今の国会に提出しています。

改正案では、一定規模以上の飲食店は原則として禁煙とするほか、行政機関や学校、それに病院などは
屋内を完全禁煙とし、屋外でも条件を満たした場所以外はたばこを吸えなくすることにしています。

厚生労働省は「自動販売機の撤去をきっかけに禁煙する職員が増えてほしい」としています。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180531/K10011459431_1805311141_1805311142_01_03.jpg