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パパ パパ パパ
お空が明るくなってきたよ 揺れてる木立が見えるもの
谷間からやってくる朝焼けは プリズム百万個の空を作り 僕らをゆらゆら震わせる

パパ パパ パパ
言われたようにしているよ
頭の中がもやもやしてきた時 僕はパパにしがみついて 何も考えないようにしていた
このもやもやが恐ろしいものだなんて そんなこと考えちゃいけない
ごまかせばいいんだね ごまかすんだ そう ごまかすんだ
パパ パパ パパ
どうしてこんなことになってしまったの みんないなくなっちゃった
空はとても青いのに 白い雪が降り積もる
新芽は霜でうなだれて 食べ物はみんな食べてしまった
そして僕の指先は とても痛くてジンジンするんだ
それでも ごまかすんだね

このもやもや いつから始まったんだろうね
大事なことはじっとしてることなんだね
最初から忘れてしまえば もやもやは消えてしまうから

だけどパパ 少しくらい返事をしてよ
僕だって痛くて痛くてしょうがないんだ
それなのにパパったら 白い雪の中で動かない
パパ 目が濁ってるよ
息を吐いてよ! 息を吐いてよ!