ビーパルみたいな雑誌やメディアの影響で、子供が小さい頃から海だ!山だ!カヌーだ!キャンプだ!自然教室だ!と散々つれ回した
しかし、あるキャンプ場でついに子供が「つまらない・・・」と呟いた
確かにそれほど面白いキャンプ場ではなかったが、自分は子供によい経験をさせているんだと自己満足していただけで、当の本人は親をガッカリさせないために本音を言うのを我慢していたのだ
子供は本当は、友達と一緒にニンテンドー3DSやポケカで遊びたかったのだ
それ以来、我が家のアウトドア熱はすっかり冷めた
今ではたまに「キャンプに付き合ってくれる?」と聞くと、子供は「まぁ、いいけど」と苦笑して答えてくれる
子供は、ほとんどテントの中で寝転がってゲームしてるだけだが、たまに虫を捕まえたり釣りを一緒にしたりする
それでいいんだ
変なブームに毒されていたのは、親の方だったのだ
あの時の子供の一言がなかったら、過酷で危険な登山にもよかれと思って子供を付き合わさせていたかもしれん