産経ニュース2018.6.2 06:00更新
http://www.sankei.com/politics/news/180602/plt1806020001-n1.html

 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が、国会改革に関する超党派議連の結成を与野党議員に呼びかけていることが1日、分かった。

小泉氏はかねて国会審議の効率化を訴えており、与野党を超えた改革の機運を高めるのが狙い。既に立憲民主党の逢坂誠二衆院議員や、無所属の細野豪志元環境相らに議連の構想を伝えた。細野氏は理解を示したという。

 参院本会議の採決で導入されている「押しボタン式投票」の衆院本会議への導入や、国会審議でタブレット端末を活用するペーパーレス化を進めることなどが念頭にある。

「環境が整い次第、設立したい」と周囲に意気込みを語っている。議連が発足すれば党派を超えて小泉氏の求心力は高まりそうだ。

 小泉氏は1月、今国会を「国会改革国会」と位置づけ、首相や閣僚が国会日程に過度に縛られないよう負担軽減の在り方を検討する考えを示していた。

今国会でも、野党議員が衆院本会議で2時間以上もフィリバスター(議事妨害)演説を行ったことなどから、議連では、国会の長年の慣習を再点検し、建設的な審議の在り方も議論したい考えだ。