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ケニア ナイロビの貧困街で5階建て建物が突然倒壊
6月3日 23時52分

貧困地区の建物の倒壊が問題となっているケニアの首都ナイロビで3日、5階建ての建物が突然倒壊してこれまでに3人が死亡し、対策が進んでいない現状が浮き彫りとなっています。

ケニアの首都ナイロビで3日未明、5階建ての建物が突然、倒壊しました。地元当局によりますと、これまでに建物に住んでいた3人の死亡が確認されたほか、がれきの中から複数の人たちが運び出され、病院で手当てを受けているということです。

建物はナイロビの貧困地区にあり、近隣の住民によりますと、住居として使われていた部屋が10部屋あったということで、警察などがほかに取り残された人がいないか捜索を続けています。

地元の当局者によりますと、この建物は前日の2日の夜に、ひび割れが確認され、倒壊のおそれがあると指摘されていました。

ナイロビの貧困地区では建築費を抑えるため、安全基準を満たしていない建物が多く、おととしにも6階建てのアパートが倒壊して40人以上が死亡するなど、貧困地区の建物の倒壊が社会問題となっていて、対策が進んでいない現状が浮き彫りとなっています。

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