https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20180604/4060000479.html

夜間飛行で岩国市が米に申し入れ
06月04日 20時32分

山口県のアメリカ軍岩国基地では、今月1日から3日にかけて、夜間の時間帯に空母艦載機とみられる航空機が相次いで離着陸し、住民から騒音の苦情が数多く寄せられたことから、市は4日アメリカ側に騒音の軽減を要請しました。


山口県のアメリカ軍岩国基地に所属する空母艦載機が、5月30日から6月3日まで九州の沖合で訓練を行い、岩国市によりますと、これに伴って今月1日から3日にかけて、夜間の時間帯に艦載機とみられる航空機が離陸や着陸したほか、1日には市や基地などで取り決めた運用時間外の午後11時ごろから約1時間にわたって7機が着陸したのが確認されました。

岩国市には期間中、「夜間の騒音がうるさい」などという苦情が228件寄せられたことから、きょう、市はアメリカ側に対し可能な限り騒音の軽減に努めるよう電話で要請しました。
一方、5月に基地周辺で市が観測した航空機の騒音回数は、南に約2キロの尾津地区で1402回、北に約2キロの川口地区で1154回と滑走路を沖合に移設した平成22年6月以降、過去最高を更新したことし4月を上回ったほか、航空機による騒音などへの苦情は903件と、前の月を150回余り上回り、これまでで最も多くなりました。