0001みつを ★
2018/06/05(火) 03:33:57.77ID:CAP_USER9原発 避難時間渋滞緩和策で短縮
06月04日 20時56分
玄海原子力発電所で事故が起きた場合の住民の避難について、佐賀県はう回路を活用して渋滞を緩和することで避難時間を短縮できるとする試算をまとめました。
東京電力・福島第一原発の事故を受け、佐賀県などは原発で重大な事故があったときの半径30キロ圏内の住民の避難経路を定めましたが、渋滞などで避難に時間がかかる可能性も指摘されています。
このため佐賀県は警察が交通整理を行い、う回路を使って車を分散させるなどの対策を行った場合に避難時間を短縮できるか、試算しました。
その結果、30キロ圏内の人が一斉に車で避難を始めた場合、日中、5キロ圏内の人全員が30キロ圏外まで避難するのにかかる時間は15時間20分で、対策を行わない場合と比べ14時間余り短縮しました。
また、30キロ圏内の人全員が、圏外に出るまでにかかる時間は18時間10分と21時間近く短縮したということです。
佐賀県消防防災課では「定められた避難経路を基本とすることは変えず、渋滞などが発生したときに警察官を配置して状況に応じてう回路を使うのが有効だと考えている。避難の対象になる市や町、警察と相談して避難の方法の改善に生かしていきたい」としています。
一方、原発の避難計画を研究している上岡直見さんは「渋滞緩和に一定の効果はあるが地震で道路が不通になることも考えられるほか、渋滞の状況を正確に把握して警察官に伝えるのは難しいのではないか」と指摘しています。