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九州北部豪雨から11か月 梅雨前に災害防止の工事ほぼ完了
6月5日 4時26分

40人が犠牲となった九州北部豪雨から5日で11か月です。先月、梅雨入りした被災地では二次災害を防ぐ応急の復旧工事がおおむね完了するなど、今後の大雨を見据えた対策が進められています。

去年7月の九州北部豪雨では、災害関連死の1人を含めると、福岡県で37人、大分県で3人の合わせて40人が犠牲となり、福岡県朝倉市では今も2人が行方不明となっています。

仮設住宅や、民間の賃貸住宅に入居するいわゆる見なし仮設住宅などで避難生活を送る被災者は、福岡県と大分県で合わせて1200人近くに上り、豪雨から11か月となる今も生活の再建が大きな課題となっています。

被災地は先月28日に梅雨入りし、多くの住民が犠牲になった朝倉市の赤谷川流域では、二次災害を防ぐため国が福岡県に代わって進めていた仮設の護岸の建設や、流木が下流に流れないようにするためのワイヤーネットの設置などの応急の復旧工事が今月に入りおおむね完了するなど、今後の大雨を見据えた対策が進められています。