「ホェールウォーズ」(アニマルプラネット)は、シーシェパードによる捕鯨船への妨害活動を英雄的に描いたトンデモない番組である。
https://en.wikipedia.org/wiki/Whale_Wars

しかし法治国家アメリカでは、(表向きは)既に一般の支持を失ったと言える。

それは、「ホェールウォーズ」の期(年)別放送回数と、日本鯨類研究所(調査捕鯨の実施者)がアメリカで起こした妨害活動の差し止め訴訟の流れを時系列で重ね合わせると非常に良くわかる。
http://www.icrwhale.org/10-A-b.html

2012年まで高視聴率を誇る看板番組だったのが、裁判所で鯨類研勝訴の判決が出るたびに尻すぼみになってるのがわかる。

特に噴飯は2013年で、2時間ぽっちの総集編スペシャル1発きりだった。それなりの話数の本格シーズンとして放映予定だったらしいのだが、第九巡回控訴裁判所(日本の高等裁判所に相当)の判決を受け急きょ縮小されたようだ。

2008年 第1期(7話)
2009年 第2期(11話)
2010年 第3期(14話)
2011年 第4期(12話)
2012年 北欧編(5話)
2012年 第5期(8話)
2012年 ※第九巡回控訴裁判所が妨害差止めの仮処分命令を発出

2013年 第6期(1話)
2014年 ※第九巡回控訴裁判所が法廷意見を発布し、ポール・ワトソン、SSCS、SSCS理事6名が法廷侮辱にあたると裁定。

2015年 第7期(7話)※事実上の完結編
2015年 ※最高裁がSSCSらの上告を否決し、法廷侮辱が確定
2015年 ※SSCS側が原告(鯨類研)に賠償金255万ドルを2015年7月1日までに支払
2016年 ※ワシントン州連邦地方裁判所が永久差止命令を執行