アサヒビールが、法令に違反する低い価格で業務用ビールを販売していたとして、東京国税局から改善指示を受けていたことが分かりました。

 関係者によりますと、アサヒビールは、去年7月、卸売会社に瓶や樽のビールを販売する際、一部で原価や販売費用などを含めた「総販売原価」よりも低い価格で販売していたということです。行き過ぎた価格競争を防ぐため、「総販売原価」よりも低い価格で酒を販売することは禁止されていて、東京国税局は先月、改善するよう指示したということです。去年6月に改正された酒税法で、初の改善指示です。

 アサヒビールは、「改善指示を受けた状態は、現段階では価格改定をしたことで解消されている」とコメントしています。

http://news.tbs.co.jp/sp/newseye/tbs_newseye3390296.html