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2018年6月8日 11時23
史上初の米朝首脳会談を前にワシントンを訪れている安倍総理大臣は、トランプ大統領と会談したあとの共同記者会見で、拉致問題について、「最終的には私とキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の間で解決しなければならない」と述べ、日朝首脳会談の開催に意欲を示しました。

この中で、安倍総理大臣は拉致問題について「トランプ大統領は世界の中で最も理解して頂いている指導者だ。首脳会談で日本の考え方を時間をかけて話し、トランプ大統領にも十分理解して頂き、米朝首脳会談で提起することを約束して頂いた」と述べました。

そのうえで「拉致問題の解決は安倍内閣の最重要課題だ。それに資するような会談となるような日朝の協議を行いたい。最終的には私とキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の間で解決しなければならないと決意している」と述べ、日朝首脳会談の開催に意欲を示しました。

また、安倍総理大臣は「日朝首脳会談を行う以上は、北朝鮮の核、ミサイル問題、そして何より重要な拉致問題の解決につながることが極めて重要だ」と述べました。

さらに「北朝鮮が正しい道を歩むのであれば、日朝ピョンヤン宣言に基づき、不幸な過去を清算し、国交を正常化し、経済協力を行う用意がある」と述べました。

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