>>1

■【グランドフロア・1F】〜巨大な無人展示室〜 (※記事抜粋)

https://rpr.c.yimg.jp/im_siggYL4JVO0TGxzN1Un9IJCwaQ---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-003-19-view.jpg
本来百貨店の”顔”となるはずのグランドフロア。営業時間のただ中なのに、閑古鳥が鳴く。左端に無言で佇む警備員の姿が際立っている。

まるで博物館?グランドフロアのショーケースの中にある誰も覗かない服飾小物類。概ね10,000円〜
https://rpr.c.yimg.jp/im_sigg6w3A_OnGJeM7dgdsPjZBYQ---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-004-19-view.jpg

 まるで地方の博物館のごとくショーケースに入れられた日本産皮革で作られた男性用ポーチの値付けを見ると16,000円也。品質が違うとは言え、同程度の男性用小物は、同市内の欧米系ファストブランドですら2,000円程度で買い求めることが出来る。一体このショーケースの中の日本産服飾小物は、開業からずっと売れないでここに居座っているのでは無いか?と錯覚してしまう。

■【日用雑貨フロア・2F】11万円の仏像、なぜかスターウォーズ推し〜 (※写真のみ)

もはや地下の食品売り場やグランドフロアーよりも無人の空間に日本列島のモジュールが空疎に出迎える
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggYU0b8mH_nmWSOnTrR8o2uQ---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-006-19-view.jpg

11万円の値段がつけられた謎の仏像(左)、菊花のモニュメント?14,000円(右上)、なぜかミレニアム・ファルコン号66,000円(右下)
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggXhjfwAs9kW70HO65lVXK1A---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-005-19-view.jpg

■【カルチャーフロア・3F】日本文化の紹介なのにディズニーとLEGOばかりの異様性 (※写真のみ)

https://rpr.c.yimg.jp/im_siggW2WSHXshzDy4ayjMMF3qnQ---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-007-19-view.jpg
クールジャパンのはずだが、なぜかウォルト・ディズニーの『アナと雪の女王』のコーナーが寡占。本当に大丈夫ですか?ここは本当に日本文化の拠点なんですか?ちなみに「官」の言い訳なのかもしれないが、売られている『アナ雪』のフィギュアは日系企業の版権商品。

日本から輸入してきたミッキーマウスの模型、という体。しかも一個8,000円〜という異様な値段。日本から輸入するとスターウォーズもミッキーマウスも”日本文化”に化けるとでもいうのでしょうか。
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggCE6Nluimtzte0iz7lKHX4A---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-008-19-view.jpg

■【カルチャーフロア・3F】最後の希望を求めて書籍コーナーへ (※写真のみ)

日本文化を紹介するブックコーナーには、日本に関する書籍はごく僅かで、日本とか日本文化とは無縁の、インテリアと化した洋書が平積みされている。
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggEvmsiyZPqxJ0eSUz9nhzOg---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-009-19-view.jpg

日本の漫画が陳列されている箇所は、総面積1万平方メートルの中にあって、わずかにこの柱の二面だけ。ちなみに花沢健吾先生のアイアムアヒーロー(翻訳版)は一巻のみ陳列されており、約3,000円でここから10%値引きのセール中。
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggZ3TXxdudwaVd38NoVh7AYw---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-010-19-view.jpg

■【総評】クールジャパンの実態見たり〜傲慢と無知が招いた世紀の失策〜 (※記事抜粋)

お客の存在しない3F日本文化フロア。
https://rpr.c.yimg.jp/im_siggJQCwez2FIihF3fK4Bks25w---x799-n1/amd/20180607-00085979-roupeiro-011-19-view.jpg

 南方の、日本人の余り行かない土地だと思って「クールジャパン」の美名の元、好き放題に血税が、何の費用対効果も考えず、ただただ垂れ流しされている実態を、殆どの日本人は知らない。私も、クアラルンプールのThe Japan Storeに実際に行ってみるまで、全く予期しない事実であった。

 素晴らしい高品質の日本文化を海外に流布させる―。クールジャパンの基本戦略である。が、そのクールジャパン戦略の音頭を取る「官」が、日本人でありながら日本文化を全く理解せず、また市場経済も全く理解していない結果、このような酷い現実が出来したと言わざるを得ない。

全文は長いのでソース先でお読み下さい
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20180607-00085979/