2018年6月8日 14時22分
 【ワシントン=山本貴徳】日米首脳会談でトランプ米大統領は対日貿易赤字の削減を日米の2国間交渉で実現することに改めて意欲を示した。

 安倍首相は日本企業が投資や雇用で米経済に貢献していると訴えた。両首脳は、投資や貿易など日米の通商問題を協議する新たな枠組みの初会合を7月に開く方向で一致した。

 トランプ氏は首脳会談後の共同記者会見で「公正で互恵の原則に基づく2国間交渉を求めていく」と述べ、「貿易不均衡の是正や貿易障壁の撤廃」に取り組む考えを強調した。対日貿易赤字の主因となっている自動車については「米国に新たな自動車工場がほしい」と語り、日本メーカーが米国で自動車生産を拡大することを求めた。

 首相は記者会見で貿易について触れなかった。

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http://sp.yomiuri.co.jp/economy/20180608-OYT1T50087.html