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2018/06/09(土) 01:49:08.71ID:CAP_USER9ヨルダン 新首相が増税案撤回 抗議行動収束へ
2018年6月9日 3時06分
中東のヨルダンでは、政府が打ち出した増税案に抗議行動が広がり、首相が辞任に追い込まれましたが、新たに首相に任命されたラッザーズ氏が７日、増税の法案を撤回すると発表したことから、抗議行動は収束に向かうとみられます。
ヨルダンでは、政府が債務の削減のため、ＩＭＦ＝国際通貨基金の指導を受けて所得税の増税などを打ち出したのに対し、先週から首都アンマンなどで抗議行動が拡大し、ムルキ首相が辞任に追い込まれました。
そして、事態の沈静化に向けてアブドラ国王が新たに首相に任命したラッザーズ氏が７日、増税の法案を撤回すると発表しました。
抗議行動を続けてきた労働組合は、これを評価する考えを示し、2011年のアラブの春と呼ばれる民主化運動以来の規模になった抗議行動は収束に向かうとみられます。
内戦が続くシリアやイラクに隣接するヨルダンは、不安定な地域情勢の影響もあって経済が低迷していますが、国としては安定を保ってきただけに混乱が長引かないか懸念されていました。
