パヤオがいい例だけど。左翼脳の描くシナリオって、反左翼勢力による
世界の破壊の後、無秩序な状態から平和主義者の左翼活動家の手によって、
新しい世界が創造される、という似たような妄想設定ばかりで飽きるんだよねえ。

それに比べれば、理想主義者である左翼脳の登場人物を、徹底的に叩いて
理不尽な方法で潰していき、現実に絶望しながら死んでいく左翼脳の登場人物を
嘲笑するようなシナリオの方が、何でもアリって感じで、リアリティがあって面白い、とは思う。

世界滅亡後の世界再創生って、もうお腹いっぱいだし、著者が上から目線だし、嫌だわ。