https://www3.nhk.or.jp/lnews/kagoshima/20180608/5050002917.html

出水市と錦江町が「敵対都市」に
06月08日 18時13分

自治体どうしが連携を深めるために結ぶ友好都市や姉妹都市とは異なり、ライバルとしてしのぎを削り、地域の活性化を目指す「敵対都市」の提携を出水市と錦江町が結び、互いの街の魅力を競いながらPRしていくことになりました。

これは県内でまちづくりのプロデュースをする団体が発案し、「敵対都市」どうしとなる出水市と錦江町のトップなどおよそ50人が県庁で署名式に臨みました。

この中で出水市の「とりとりガールズ」と錦江町の「くわがたガールズ」のそれぞれのご当地アイドルが火花を散らしながら、歌やマイクパフォーマンスで町の魅力をアピールしました。
出水市の椎木伸一市長と錦江町の木場一昭町長が「正々堂々と戦う姿勢を通して街の魅力を全国に伝えていくことを宣言します」と、地域活性化に取り組むことを誓いました。
今後、2つの自治体は地域の祭りにブースを設けて特産品をPRしたり、「対決」をテーマにしたご当地アイドルのイベントを一緒に行うなどしていくということです。

今回の発起人で、まちづくりをプロデュースする団体の外山雄大代表理事は「自治体がPRする新たな取り組みを通して、ほかの自治体も勇気を持って行動してくれたらうれしいです」と話していました。