>>498 つづき

THC. テトラヒドロカンナビノール

誤用、濫用、依存に関連する公衆衛生問題の性質と大きさ

純粋なTHCの公衆衛生上の問題は報告されていない。

THC異性体(合成THC)

誤用、濫用、依存に関連する公衆衛生問題の性質と大きさ

データなし

【事前審査報告書の査読報告書】

大麻が統合失調症の原因となると言う主張は、事前審査が指摘しているように、
「大麻が統合失調症を引き起こすという主張は議論の余地がある」。

近年数十年に世界的に大麻使用が急増しても、 「大麻を使用する人々の
大部分は精神病性疾患を発症することはなく、大麻誘発性精神病は
遺伝的脆弱性を有する可能性が高い」と述べている。

事前審査は、69の横断研究と2,152人の大麻使用者と6,575人の対照の最近の
体系的なレビューとメタアナリシスが、大麻使用者の頻繁または重度の認知機能の
低下に対してわずかな効果サイズしか見出さなかったことを報告している。

大麻が原因で統合失調症が起きると言う議論は、複数の研究者が、世界的な大麻使用の
急激な増加をここ数十年間に観察して、統合失調症の発病率を上昇させなかった」。

予備審査では、「大麻使用および大麻使用障害の蔓延に基づく世界的な疫学データは、
驚くほど小さく、事実、信頼できる傾向を報告するには小さすぎる」と警告している。

事前審査では、無作為化臨床試験に限られた場合に、様々な臨床病徴に対する
大麻の様々な有効性が見出された。

HIV感染の67人の参加者の試験では、ドロナビノールと大麻喫煙はプラセボより
有意に大きな体重増加をもたらし、安全であることが判明した。

これらの大部分は植物由来のカンナビノイドを使用したが、複数の無作為化され、
制御された臨床試験では、大麻が効果的な鎮痛剤として示されている。

重要なことは、吸入エアロゾル化された大麻のプラセボ対照試験では、治療不応性
であった末梢神経障害に苦しんで糖尿病患者における自発痛評価の用量依存的減少を示した。