神奈川県内を走っていた東海道新幹線の車内で9日、3人が刃物で刺され、このうち1人が死亡した事件で、逮捕された容疑者が通っていた自立支援施設の職員が取材に応じました。

逮捕された自称、愛知県岡崎市の無職、小島一朗容疑者(22)は、中学から5年ほど自立支援施設に入所していました。施設の職員は「中学校の2年ぐらいにうちで預かってもらえないかという話があって施設に入った。すごくまじめだった。就職して病気になって。その後なかなか社会復帰できなかった」と話しました。

事件が起きた新幹線の乗客は、静岡県の三島駅で別の新幹線に乗り換え、10日午前2時過ぎに名古屋駅に到着しました。取材に応じた乗客は「(小島容疑者は)無表情だった」「車内が血だらけだった」などと事件当時の様子を語りました。

事件現場からは、刃物2本と小島容疑者のものとみられるリュックが見つかっていて、警察は刃物をリュックに隠し、新幹線に乗り込んだとみて事件に至った詳しい経緯を調べています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00182103-nbnv-l23