2018.6.11 22:58
http://www.sankei.com/smp/west/news/180611/wst1806110072-s1.html

 大阪府立泉大津高校の英語科の30代の男性教諭が生徒の個人情報を記録したUSBメモリーを紛失し、何者かがUSBから漏(ろう)洩(えい)したデータを印刷した上で大阪府教育庁に郵送していたことが11日、分かった。USBメモリーは今も見つかっておらず、府教育庁は「校内研修などを通して個人情報に対する意識を高める」としている。

 教育庁によると、紛失したUSBメモリーには同校の生徒の名前58人分や夏期講習の参加者名簿などが入っていた。また教諭が以前勤務していた大阪市立第二工芸高校の生徒95人分の名前やテストの成績も残っていた。

 教諭は日常的に個人情報の入ったUSBメモリーを持ち歩いており、4月25日に紛失に気づいたが上司に報告していなかった。

 今月1日、生徒の氏名などUSBメモリー内のデータを印刷したA4判の用紙5枚が府教育庁に匿名で届き、紛失が発覚。データを入手した何者かが印刷して郵送したとみられる。教諭は「個人情報に対する認識が低かった」と話しているという。