6/12(火) 6:05配信
北海道新聞

賭博罪の立証は困難

 札幌市消防局の職員計34人が、2013年10月〜今年2月、勤務時間外に賭けマージャンをしていたことが6月11日、分かった。多い職員で約50回参加し、1回で数百〜数千円を賭けていた。市消防局は同日、全員を厳重注意処分とした。市消防局は聞き取り調査で事実を確認したが、賭け額や場所などの記録が残っておらず、賭博罪の立証は難しいとみて刑事告発はしない方針。

 4月に匿名の通報があり、市消防局の内部調査で発覚した。今回は賭博罪成立を要件とする戒告以上の懲戒処分の対象には当たらず、口頭注意となるため非公表とした。一度に30人以上の処分は同局で初めて。

 市消防局によると、34人は20〜40代の男性職員。休日に無料通信アプリなどで連絡し合い、雀荘(じゃんそう)や各参加者宅で現金を賭けて遊んでいた。勝者は金を雀荘利用料や仲間との食事代に使った。34人はいずれも事実を認め、全員が再発防止の誓約書を提出するという。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00010000-doshin-hok