2018年06月12日 06時00分
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火山活動の平穏を願い、噴煙が渦巻く中岳火口に御幣を投げ入れる神職

 阿蘇山の中岳火口を仰ぐ阿蘇山上神社で10日、火山の平穏を祈る例祭が行われた。2016年10月の爆発的噴火など、一連の火山活動がまだ記憶に新しいだけに、神事に参列した観光関係者など、阿蘇治隆宮司が読み上げる安全祈願の祝詞に真剣に耳を傾けていた。

 火口縁に上がって行われた「火口鎮めの儀」では、神職が噴煙を上げる第1火口に御幣(ごへい)を投入。火口見学に訪れていた観光客たちがそれを囲み、神事のありさまをカメラに収めていた。

=2018/06/12付 西日本新聞朝刊=