http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180612-OYT1T50115.html

日本政府は、米朝首脳会談が、北朝鮮の核・ミサイル問題や日本人拉致問題の進展につながるかどうかを注視している。

安倍首相は12日中にもトランプ米大統領と電話で会談し、米朝会談の結果を直接聞く意向だ。韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領との電話会談も調整している。

 首相は12日午前、「米朝首脳会談が成功し、核、ミサイル、そして最も重要な拉致問題の解決に向けた前進をもたらすことを期待している」と述べた。マレーシアのマハティール首相と会談後の共同記者発表で言及した。

 河野外相は同日の閣議後の記者会見で、拉致問題について「トランプ米大統領が提起することになっているが、最終的には日朝間で話し合わなければならない。米朝会談の状況をしっかり見極めたい」と語った。