2018.06.11 Mon posted at 11:54 JST
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ターバンを巻いてパレードに参加したチャランプリート・シン・ラルさんに注目が集まった

(CNN) 英ロンドンでこのほど行われたエリザベス女王の92回目の誕生日を祝う英軍のパレードに1000人を超える兵士が参加するなか、ひときわ注目を集めた人物がいた。シク教徒として初めてターバン姿でパレードに参加したチャランプリート・シン・ラルさん(22)だ。

ラルさんはコールドストリームガーズの一員としてパレードに参加。頭には、伝統的なベアスキン帽ではなく、ターバンを巻いていた。

ラルさんは地元メディアの取材に対し、パレードに初めて参加することは名誉なこととし、パレードを見た人たちに歴史の新しい変革を目にしてほしいと語った。ラルさんはまた、より多くのさまざまな宗教やバックグラウンドを持つ人たちが入隊することを促せればとも述べた。

ラルさんはイングランド・レスターの出身で、2016年に入隊した。もともとは子どものころにインドから家族とともに英国に渡ってきていた。

国防相の広報担当によれば、最初にターバンを着用した兵士が登場したのは12年ごろだとみられているという。ただ、広報担当は、祝賀パレードでターバンを着用したコールドストリームガーズの隊員はラルさんが初めてだと指摘した。

ラルさんについてはSNS上でも、「誇りに思う」や「素晴らしい」など称賛の声が相次いだ。