2018年6月13日
http://mainichi.jp/articles/20180613/ddl/k12/020/074000c

 成田空港で11日、顔認証技術を生かした自動化ゲートによる入国審査が始まった。

 「顔認証ゲート」では、機械で読み取ったパスポートの顔画像データと、その場で撮影した顔写真を照合し、一致すれば10秒ほどで通過できる。

 新婚旅行先の南太平洋のタヒチから帰国した高松市の会社員、田井茂さん(32)は「早くて便利だった」と話し、妻早紀さん(32)は「初めての利用で、良い記念になった。パスポートにスタンプが押されず、日本に帰ってきた感じがしなかったけれど、お願いしたら押してもらえて良かった」と喜んだ。

 顔認証ゲートは日本人旅客の入国審査が対象だが、10月までに出国審査でも導入される。11月下旬までに成田と羽田、関西、中部、福岡の5空港に計137台設置される予定。【中村宰和】