6月11日、先月ブルガリアから欧州連合(EU)非加盟の隣国セルビアに迷い混み、2週間後にブルガリアに戻った5歳の牝牛「ペンカ」について、ブルガリア政府は国際的な陳情を受けて、予定していた殺処分を撤回することに同意した。
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[ソフィア 11日 ロイター] - 先月ブルガリアから欧州連合(EU)非加盟の隣国セルビアに迷い混み、2週間後にブルガリアに戻った5歳の牝牛「ペンカ」について、ブルガリア政府は11日、国際的な陳情を受けて、予定していた殺処分を撤回することに同意した。

ブルガリア当局は、EUに入る動物は健康証明の書面を必要とするとの指針に抵触したとして、ペンカの処分が必要と決定していた。

これに対してソーシャルメディアで抗議が続出し、特に英国では、「ペンカ」は欧州議会の官僚主義の犠牲者との論評が散見された。

元ビートルズのポール・マッカートニーさんなど動物の権利を擁護する活動家らは、ブルガリア政府にペンカの救済を求める陳情に署名した。

ブルガリアの食品安全当局は決定の見直しに同意、11日に、検査の結果ペンカの健康が証明されたと発表した。

2018年6月12日 12時32分(最終更新 6月12日 12時32分)
毎日新聞
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