https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180613/k10011476601000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_040

5歳女児虐待死「都道府県の情報共有 体制強化を」都が国に要望
2018年6月14日 1時03分

東京 目黒区で5歳の女の子に十分な食事を与えず死亡させたなどとして両親が逮捕された事件を受けて、東京都は厚生労働省に対し、自治体の間で児童虐待の情報を共有する際のルールの強化などを要望しました。

今回の事件を受けて、東京都は児童虐待を防ぐ体制の強化を検討していて、13日は、小池知事が都内の児童相談所の1つで新宿区にある「東京都児童相談センター」を訪れました。

この中では、相談所を利用する子どもや保護者への支援方針を決める会議を視察したほか、現場の実態について職員から意見を聞いたということです。

小池知事は、視察の終了後「今回のケースは、香川県から移転された家族だったため、情報共有が十分でなかった1つの例だと思う。全国のどの児童相談所でも同じ問題を抱えていると思うので国で統一のルールを作ってほしい」と述べました。

都は13日、厚生労働省に対し、自治体の間で児童虐待の情報を共有する際のルールを、児童の安全を最優先に確保する観点から強化し、徹底を図るよう求める緊急の要望書を提出しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180613/K10011476601_1806131758_1806131803_01_02.jpg