https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180615/k10011479901000.html

インド首相が体操映像公開 健康維持呼びかけ
2018年6月16日 3時24分

インドでは、経済成長に伴う食生活の欧米化などで、糖尿病患者の急増が社会問題となる中、モディ首相が、自身が毎朝行っている体操の映像をインターネット上に公開し、国民に健康維持を呼びかけています。

この映像は、インド首相府のサイトでおととい公開されたもので、67歳のモディ首相が、芝生の広がる庭でウォーキングをしている様子や、さまざまな大きさの小石の上をはだしで歩く様子が映されています。

また、大きな石の上で体を伸ばしたり、ヨガのポーズをとったりしている姿もあり、みずから続けている健康法を紹介しています。

モディ首相はツイッターで、「皆さん、健康のために時間を使ってください。体操は体を快適にし、人生を明るくしてくれます」として、体操を日課にするよう呼びかけました。

経済成長が続くインドでは、食生活の欧米化や自動車などの普及による運動不足のために、糖尿病の患者は7200万人と、すでに世界で2番目に多くこのままいくと2025年には患者数は倍増すると予測されています。

モディ首相は、国民すべてを対象とした保険制度いわゆる「モディケア」をことしから導入することにしていますが、医療費の増大が国家予算を圧迫することも懸念されていて、映像を公開した背景には国民に健康の維持に努めてほしいという思いもあるとみられます。