◆京阪バス 自動運転の路線バスを実証実験へ

運転手の不足が進む中、関西で大手のバス会社「京阪バス」が大津市の中心市街地で、路線バスの自動運転の実証実験を行うことになりました。
事業化を前提に、街なかでバスの自動運転の実験が行われるのは珍しいということです。

実証実験は、大阪府など2府2県で路線バスを運行する関西で大手のバス会社「京阪バス」が大津市の協力を得て行います。
来年度をめどにJR大津駅からびわ湖までのおよそ1キロの大通りなど、大津市の中心市街地で自動運転のバスを運行する計画で、運転手が同乗し、客を乗せた営業運転ができるかどうかを検証します。

国土交通省によりますと、民間のバス会社が事業化を前提に、街なかで自動運転の実験を行うのは全国でも珍しいということです。
会社では実験で安全面や収益性などで問題がなければ、再来年をめどに運転手が同乗した自動運転で営業を始めることにしていて、運転手の不足が進む中、将来的には無人の自動運転を目指すとしています。
京阪バスICT推進部の大久保園明さんは「自動運転というツールを使うことで、収益を上げ、事業が持続可能となるモデルを作り上げたい」としています。

NHKニュース 2018年6月20日 5時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180620/k10011486611000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_012