三菱商事は、ペルーにある世界最大級の未開発銅山、ケジャベコ銅鉱山の権益の21・9%を追加で取得し、持ち分を40%に引き上げると発表した。約550億円を投じて英アングロアメリカン社から取得する予定。2018年後半に開発を始め、22年からの生産開始をめざす。

 銅は電気を通しやすく熱を伝えやすい。電線や冷蔵庫、エアコンのほか、電気自動車のモーターにも使われており、今後の世界的な需要拡大が予想されている。

 ケジャベコ銅鉱山の埋蔵量は銅分換算で約750万トン。今回の追加取得で持ち分の生産量は年12万トン増える見込み。日本への輸出も視野に開発をスタートさせる。



朝日新聞DEGITAL 2018年6月20日11時29分
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